国家食品医薬品監督管理総局は最近発表した第66期「医薬品副作用情報通報」で、メトクロプラミドによる錐体外路系反応に関する注意を喚起した。
メトクロプラミドによる錐体外路系反応は局所硬直、筋肉不本意収縮、けいれん、震えなどの症状がある。長期(1年以上)使用の患者は遅発性運動障害になる可能性があり、ある筋肉群が不本意にリズム的に重複運動して口・舌・頬関係3兆候もあらわれたり、肢体が不本意に重複運動またはけいれんしたり、胴筋が協調的に運動できなくなったりする。分析、評価の結果を踏まえ、国家食品医薬品監督管理総局は以下のとおりに提案する。
(一)医療スタッフは速やかに患者に副作用の可能性を告知し、臨床投与後の状況を綿密に観察する。局所硬直、筋肉不本意収縮、けいれん、震えなどの症状があらわれた場合、速やかに診療を行わなければならない。
(二)児童および高齢者へのメトクロプラミド投与を慎み、錐体外路系反応を綿密にモニタリングしなければならない。処方における用量に注意し、使用時間が長すぎないように心掛ける。
(三)医薬品メーカーは医薬品の副作用モニタリングを強化し、速やかに関係リスク情報(例えば、副作用、注意事項など)を更新し、有効な方法でメトクロプラミドのリスクを医療スタッフと患者に教え、その合理的使用に関する宣伝に力を入れ、患者の医薬品安全使用を最大限に確保しなければならない。
(出所:CFDAサイト2015-04-24)