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天津武田薬品有限公司盧安邦総経理総経理インタビュー
时间: 2011-05-27 |クリック回数:

 CJPIスタッフ:盧総経理、こんにちは!中日医薬情報ネットのスタッフです。本日はインタビューをご承諾いただき、誠にありがとうございます。中日医薬情報ネットは中国の薬品監督管理に関する政策及び中国の医薬品市場を中国語と日本語で報道する専門ウェブサイトで、今までで1年半の期間、運営してまいりました。中国の皆様に、より日本の製薬企業を理解していただくために、ウェブサイトにインタービューコーナーを設けております。武田薬品工業株式会社は日本で最大の製薬会社で、早い時期から中国での事業を行った日本の製薬企業の一つだと伺っております。特に、昨年からは御社の中国事業発展の加速化について、中国のマスコミに報道されました。本日は、この場をお借りしまして、武田薬品工業株式会社及び中国での事業について、ご紹介いただきたいと思います。また、このコーナーが日中両国の製薬企業の交流と協力に少しでもお役立ちできることを願っています。
 

 盧総経理:中日医薬情報ネットのインタビューに感謝いたします。私自身も中国医薬国際交流センターをよく存じております。ありがたく取材をお受けいたします。よろしくお願いいたします。


 CJPIスタッフ:ありがとうございます。まず、武田薬品についてご説明いただけませんか?


 盧総経理:武田薬品は製薬業界では、“優れた医薬品の創出を通じて、人々の健康と医療の未来に貢献する”という経営理念の下、事業活動を行っており、アジア最大、そして、世界のリーディングカンパニーの一つに数えられています。日本製薬工業協会のData Book 2010によると、医薬品売上高の世界ランキングは17位で、日本国内では第1位です。ヨーロッパ、アメリカ、アジア各国に販売ネットワークを有し、グループ全体の従業員数は約18,500人、2010年度の総売上高は約1兆4,000億円です。


 武田薬品は230年前に薬の町として知られる道修町で和漢薬の薬種仲買商店として創業、現在では日本だけでなく、米国イリノイ州にも一部の本社機能を有しています。1895年、武田薬品は西洋医薬品の生産を開始しました。1907年には研究部を設立し、医薬品の研究開発を開始しました。1960年代から相次いでアジア、欧米市場に販路を拡大しています。またその後、米国と欧州に研究開発センターを設立しました。昨年度の武田薬品の研究開発投資は2,889億円で、売上高の22.4%となっており、肥満・糖尿病などの代謝性疾患、癌、中枢神経疾患、免疫・炎症性疾患を研究開発の重点疾患領域としています。


 CJPI:ご説明ありがとうございます。我々がもっと武田薬品を理解できるよう、もし宜しければ、これまでの武田薬品の中国における発展についてご説明いただけませんか?


 盧総経理:武田薬品は1994年に天津力生との合弁会社として天津武田薬品有限公司を設立しました。武田薬品は、中国の人々の健康に貢献する、優れた製品を提供できるよう、当時日本の最先端の管理手法を導入し、1997年には天津市で外資との合弁公司として初めてGMP認証を取得しました。また2000年と2006年には、相次いでISO9002認証とISO9000.2000認証を取得しています。天津武田は工場を天津に置き、北京、天津、上海、武漢、杭州、広州、福州、南京、鄭州に販売拠点を設け、糖尿病、高血圧、消化性潰瘍、子宮内膜症、前立腺癌の治療薬を販売しています。2001年には天津税関より“双A類企業”の称号を授与され、2005年には天津西青区より“2005年度優秀貢献企業賞”を受賞し、同年には天津衛生局より“2002~2005年度医療活動先進企業”の称号も授与されました。また、天津武田は、2011年1月には、天津力生の持分株式を譲受け、武田薬品の100%子会社となりました。


 CJPI:おっしゃったとおり、天津武田がすでに独資の日系企業となりました。その背景にはどのようなお考えがあったのでしょうか?


 盧総経理:比較的早い時期に中国市場に進出したにもかかわらず、天津武田の過去数年間の経営状況は満足できるものではありませんでした。アクトスを例とすれば、09年全世界売上高は45億米ドルにも達し、世界の経口糖尿病治療薬として最も売上高が大きい製品となっているにもかかわらず、中国では2004年の上市以降、売上は決して順調に推移してきたとは言えません。IMSによると、中国は2003年ごろにまだ世界第9位の医薬品市場でしたが、2011年に世界第3位となる見込みです。さらに、中国医薬品市場は5年連続で数十%の成長を実現し、その規模は近い将来、日本を超えて世界2位になることが予想されています。そのため、武田薬品も積極的に中国市場に投資を行う方向に戦略を転換しました。天津武田を独資化し、有能なマネジメントチームや販売チームを組織し、今回こそ成長のチャンスを逃さず、売上高をここ数年には10倍以上に拡大したいと意気込んでいます。


 CJPI:では、今後大きな成長をするため、天津武田または武田として具体的にどのような変革をするおつもりでしょうか?


 盧総経理:まず、100%子会社化をきっかけとして、これまで以上に、既存品の積極的かつ柔軟な販売・マーケティング戦略を立案・実施しているところです。

次に、プロモーション活動を強化し、より多くの医療関係者に当社の製品をご理解いただき、信頼を獲得することによって、個々の製品が持つポテンシャルを最大化します。また、従業員のトレーニングを強化するとともに、多くの優れた人材を獲得していきます。

「どんなに器用な主婦であっても米がなければ料理はつくれない」という中国のことわざがあります。従い、武田薬品も、中国市場に向かってより速やかに新製品を投入することが重要であり、中国への新製品投入も加速させるつもりです。

一方、今年3月には中国事業拡大に向けた戦略立案・遂行するとともに管理部門および開発部門を保有し、中国における新製品の開発推進や、投資活動全般を担う武田(中国)投資有限公司(本社:上海)を、そして4月には医薬品輸入・卸販売許可を保有し、完成品の輸入販売が可能な武田薬品(中国)有限公司(本社:泰州)を設立しました。今後天津武田の販売・マーケティング機能を武田薬品(中国)に段階的に移管し、上記の販売施策を実施します。天津武田は製造に特化する会社となり、武田(中国)投資は両社の親会社として中国事業全体を統括します。

中国経済の発展にともない、生活様式や環境の変化によってもたらされた疾病の増加も顕著です。糖尿病を例とすると、中国の現在の患者数は9千万人を上回り、残念なことに世界で一番、糖尿病患者の多い国になっています。また癌全体についても、ある調査によると中国の毎年の新規発症例は約220万人にのぼります。この現状を注視しつつ、今後もそのような領域に新製品を投入し、中国の患者の方々に幸福をもたらすよう努力します。


 CJPIスタッフ:ご紹介ありがとうございます。貴社は中国で投資拡大され、戦略調整の成果も著しく、そして、新製品も中国の患者の方々に好評です。武田製薬工業株式会社ビジョンの早期実現をお祈りいたします。


 盧総経理:ありがとうございます。私も私ども中国のスタッフは力を尽くし、皆様に満足いただけるよう務めたいと考えております。
 

 CJPIスタッフ:本日はお忙しいところ、ありがとうございました。

(2011年5月25日) 

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