2015年上半期医薬品小売市場に関する分析
CFDA南方所広州標点医薬信息有限公司の中国医薬品小売システムのモニタリング・データによると、2015年上半期における医薬品小売市場シェアは、化学医薬品は42.8%、漢方製剤は28.5%、健康食品は8.6%だったという。2014年同期の市場シェアと比べると、化学医薬品は0.1ポイント、漢方製剤は0.7ポイント、健康食品は0.2ポイント上がったものの、薬材類は0.9ポイント、医療機器類は0.2ポイント下がった。医薬品小売市場シェアの変化を表すグラフからみれば、薬材類のシェアは明らかに下降し、漢方製剤類製品のシェアはある程度上昇した。
医薬品小売市場シェアの変化について
特徴は以下のとおりである。
1、漢方製剤の小売市場シェアは明らかに上昇した。
2、漢方薬材の価格は暴落したものの、栄養類漢方製剤の売上は上昇した。
3、漢方薬抽出物市場をより一層規範させる。
4、医薬品価格市場決定政策の実施により、市場は全体的に安定したが、一部の価格だけは変動した。
5、新版GSPの期限は迫り、「適者生存」という状況になっている。
6、「インターネット+医薬」は将来の一つ傾向になっている。
7、全面的健康分野が注目され、薬局の配置は多元化している。
(出所:医薬網2015-10-23)