2015年5月8日、国務院は李克強総理が署名した「メイドインチャイナ2025」を発表し、製造強国戦略の実施を全面的に推し進めるために、任務の割当を行った。「メイドインチャイナ2025」は我国における製造強国戦略実施に関する初の十カ年ガイドラインである。
製造業は国民経済の主体であり、科技革新の主戦場であり、立国の根本、興国の道具、強国の基礎である。「メイドインチャイナ2025」では、「三つのステップ」で製造強国の戦略目標を実現させると提案された。
ステップワンは2025年までに、我国は製造強国入りすること。
ステップツーは2035年までに、我国の製造業全体は世界製造強国陣営の中等水準に達すること。
ステップスリーは新中国建国百年を迎えるまでに、我国の製造業大国の地位をより強固なものとし、総合的な実力も世界製造強国ランキングの上位水準になること。
製造強国の戦略目標をめぐって、「メイドインチャイナ2025」は9つの任務とポイントを明確にした。
一、全国製造業のイノベーション能力を高めること。
二、情報化と工業化の深い融合を促進すること。
三、工業の基礎能力を高めること。
四、品質保証とブランディングに力を入れること。
五、グリーン製造を全面的に推し進めること。
六、重点分野の突破と発展を強力に推進し、新世代情報技術産業、NC工作機械とロボット、航空宇宙機、海洋工事装備およびハイテク船舶、先進的な軌道交通装備、省エネルギー・新型エネルギー使用自動車、電力装置、農業機械、新材料、バイオ医薬および高性能医療機器など十大重点分野に注目すること。
七、製造業の構造調整を深いレベルまで推進すること。
八、サービス型製造と生産的サービス業を積極的に発展させること。
九、製造業の国際化水準を高めること。
目標達成を確保するために、「メイドインチャイナ2025」は体制・メカニズム改革の深化、公平的に競争できる市場環境の創出、金融支援政策の整備、財政税務政策関係支援の強化、多層的人材育成体制の整備、中小・零細企業関係政策の整備、製造業対外開放のさらなる拡大、統率実施メカニズムの整備など8つの面に関する戦略上のサポートと保障を提出された。
(出所:米内網2015-05-20)