2月3日、李克強総理の主催で、国務院常務会議は開かれた。会議では、国民の健康と福祉を有効的に保障するために制定された「十三五」国家食品と医薬品安全企画が可決された。

　　経済と社会発展関係「十三五」計画に基づき、会議では、「十三五」国家食品と医薬品安全企画の2つの案が可決され、以下の事項が確定された。一つ目は全過程に対する監管を強化すること。地方、特に県級政府の食品安全保障責任遂行を確保し、キャンパスと屋台などの重点エリアと対象に対する日常的監管を強化し、農薬と動物用医薬品の残留問題などの発端を見つけて徹底的に解決し、違法添加物使用などの行為をより厳しく取り締まり、システム的なリスクの発生を防止する。医薬品臨床試験データの信憑性への監督を強化し、医薬品生産経営の各プロセスをチェック可能、追跡可能にするためのメカニズムの確立を推し進め、偽造医薬品の製造と販売を厳しく取り締まり、医薬品安全関係事件の発生を防止する。二つ目は抜取検査とリスク予防に力を入れること。検査員チームのプロ化と能力向上に注力し、検査と検測体制を整備し、食品、血液製品、ワクチンと必須医薬品のあらゆる種類と品目をカバーする抜取検査を行い、リスクのモニタリング、評価能力と応急処置能力を高める。権威性のある情報公開メカニズムを確立する。三つ目は技術的サポートを強化すること。食品安全関係国家標準の修正を加速化し、医薬品、医療機器と化粧品標準のレベル向上キャンペーンを実施する。医薬品と医療機器登録審査で、政府による関係サービス購入を試行し、臨床的価値を持つ独創新薬と臨床特需医薬品を対象に優先審査、承認を実施する。「インターネット+」モデル、ビッグデータなどを活用し、インテリジェントなオンライン監管を実現させ、食品と医薬品生産、経営、使用、検測、監管などのプロセスに関する安全上責任の遂行を確保し、国民が飲食と医薬品使用で心配しないよう努める。

　　(出所：中国政府網　2017-02-03)