2020年5月19日、2020年度全国医薬品副作用モニタリング評価業務ビデオ会議が開催された。会議は党の第19回代表大会及び第19期中央委員会第2回、第3回、第4回全体会議の精神を深く学習し、2020年全国医薬品監督管理及び党風樹立、廉潔政治確立会議の精神を貫徹し、2019年の業務を総括し、現在の情勢を分析し、2020年の業務と任務を割り当てることを旨とする。国家医薬品副作用モニタリングセンターの沈伝勇センター長は2020年全国医薬品副作用モニタリング評価業務に関する報告を行った。国家医薬品監督管理局副局長徐景和氏も会議に出席し談話を発表した。

　　徐景和氏は談話で、2019年全国医薬品副作用モニタリング評価業務の成果を十分に評価した上で、2019年、医薬品副作用モニタリング評価業務は引き続き深いレベルまで推進され、医薬品警戒制度は新法で定められ、医薬品モニタリング評価情報システムは引き続き完備され、分析と評価手段は日増しに成熟し、リスク早期警告処置は適時に役割を果たし、体制確立と能力向上は加速し、国際交流と協力は持続的に深化し、研究と広報、科学知識普及は全面的に進んだと指摘した。また、2019年全国副作用と有害事象報告の件数とクオリティは安定しつつ上昇し、モニタリング評価と処置はよりタイムリーで力を発揮するようになり、医薬品副作用モニタリング評価業務は新たな進展を得たという。

　　会議では、2020年の5つの重点業務が割り当てられた。1つ目は、医薬品警戒制度整備の推進に重点を置き、関連規則と体制の確立を推進し、ガイドラインを改善し、モニタリング評価の業務フローを最適化し、医薬品モニタリング評価制度とシステムを健全化すること。2つ目は、スマート監督管理行動計画の実施を契機に、医薬品モニタリング報告システムを全面的にグレードアップし、保有者直接報告システムを持続的に最適化し、データ報告の新たなルートを研究、模索し、スマート化でハイレベルの医薬品副作用モニタリングシステムの構築に努力すること。3つ目は、安全上リスクの兆しに対する評価の強化を中心に、リスクのモニタリング、識別、評価とコントロールに持続的に注力し、リスク早期警告と対処能力を全面的に高めること。4つ目は、ICHガイドラインのローカライズと実施の推進を手掛かりとし、国家ワクチン監督管理システムの医薬品安全性情報管理分野に関する評価業務を適宜に実施し、ICH医薬品安全性情報管理関連ガイドラインのローカライズと実施を推進すること。5つ目は、監督管理の科学的行動計画の実施推進を指針とし、自主的モニタリング研究とモニタリング評価の新しい方法の研究を促進し、モニタリング評価業務の科学化を実現させること。

　　(出所:国家医薬品監督管理局サイト2020-05-19)