1月6日に行われた2011年全国衛生工作会議で、衛生部部長陳竺は“十二五”衛生発展の総体目標として2015年までに基本的な医療衛生制度が都市、農村部の住民をカバーし、国民の健康水準を発展途上国の中の上位に達すること表明した。

　“十二五”衛生発展の総体目標とは、2015年までに基本的な医療制度の更なる健全化、公共衛生サービスシステムと医療サービスシステムの改善、医薬品供給保障システム規範の合致、医療衛生機構の管理システムと運行構造の科学化、顕著に基本的な医療衛生サービスの向上、国民個人の医療費負担の軽減、国民の健康水準の向上等を行い、地区間の資源配置と人々健康状況の差異を大幅に縮小し、国民の健康水準を発展途上国の中の上位に達し、政府と社会衛生支出の衛生総費用に対する割合を上げ、個人衛生支出の割合を30%以下に下げることである。

　国民の生命健康安全の保障の面においては、国家基本薬物制度を基盤とした医薬品供給保障システムの構築と整備、医薬品と医療機器の質を厳格に監督管理、医薬品モニタリングカバー率の引き上げ、基本薬物の抜き取り検査と全品種の電子管理の実行、二級と三級の病院においては健全かつ規範である薬を使用管理制度の作り上げ、合理的な薬を使用するモニタリングと評価の強化、医薬品の副作用発生率をひき下げ、医薬品安全責任システムの立ち上げ、人々の医薬品と医療機器を使用安全の保障等を行う。と同時に、疾病の予防と抑制、食品安全、食用水衛生、職業衛生、学校衛生、衛生応急等公共財政の投資と監督管理システムの構造の整備と改善健全なモニタリングシステムの形成、監督管理機構の整備、監督管理能力の上げ、リスク管理の強化、評価と予測、警告、飲食の安全化、健康食品、化粧品等の監視管理の法律執行の強め、不安全事件発生の大幅な減少等を行う。

（中国医薬報 2011-01-08）