2013年11月2日から4日まで、中国薬学会の主催で、2013年度中国薬学フォーラムおよび第十三回中国薬剤師ウィークが広西省南寧市で開催された。第十一回全人代常務委員会副委員長、中国薬学会理事長、中国工程院院士の桑国衛氏、国家衛生計生委員会副主任、国家漢方医薬管理局局長の王国強氏、国家食品医薬品監督管理総局副局長の呉湞氏、中国科学協会副主席の陳賽娟氏ら指導者が出席し、開会式で挨拶を述べた。今回の大会のテーマは「重要新薬の開発を促進し、国民の健康水準を高めよう」だ。

　 今回の大会では、重大新薬開発という話題をめぐって検討と交流が行われた。我国の国家科技重大プロジェクト「重大新薬開発」の技術総監として、桑国衛氏は報告で、「十二五」期間中、我国の新薬開発は「独創的薬物開発、大品目関係技術改造、特許期間終了薬物の研究、プラットフォームの立ち上げ」などに一層重点を置き、30種の新薬を自主開発するよう努力し、約200種の大品目薬物を改造し、国際的に一流の薬物革新体制を確立し、新薬開発のためのビジネス・インキュベータ、産官学連携組織とハイテク・パークを設立し、20-30種の技術を重点として開発すると述べた。

王国強氏は「重大新薬開発」科技特別プロジェクトの成果を評価したうえで、十数種の漢方薬の臨床実験はアメリカとEUで行われ、登録も行われたと現状を紹介した。また、一部の漢方新薬はII期臨床実験が終了し、よい治療効果をあげたという。

呉湞氏は報告で、我国は改革開放を深化し、全力をあげてややゆとりのある社会を建設する大事な時期にあり、党の十八大は改革深化のための役割分担を決定し、改革を通して経済構造の戦略的調整を行い、産業構造を最適化させ、中国経済のレベルアップを図ったと述べた。また、医薬産業は国が重点として育成する戦略的新興産業の一つで、現時点での改革と発展のよい機会をしっかりとつかまえ、資源配分を最適化させ、構造上の調整を速め、革新の能力を高めなければならないと指摘した。

新薬開発を奨励し、サポートするために、呉湞氏は「国家食品医薬品監督管理総局は、医薬品審査批准メカニズム改革と監督管理のサービスに工夫し、医薬品審査批准制度改革に関する意見を出し、革新を奨励し、低水準な重複をコントロールする。監督管理に関する思考回路を一層転換し、新版GMP認証へのサポートに一層力を入れ、限定期限内で新しい要求に応える」と述べた。

（出所：医薬経済報2013-11-11）