我国医療機器市場の売上は2001年の179億元から2013年の2120億元に増加した。物価の影響を考えないなら、この13年間で11.84倍も増加したと言える。

中国医薬物質協会医療機器分会のサンプリング調査と予測によると、2014年、我国医療機器の売上は約2556億元に達し、前の年の2120億元より436億元も増加し、その増加率は20.06%になるという。そのうち、病院市場の売上は約1944億元で、全体の76.09%を占めた。小売市場の売上は約612億元で、全体の23.91%を占めた。小売市場のうち、伝統的な小売業の売上額は約454億元で、全体の74.18%を占め、eビジネスの売上額は約158億元で、全体の25.82%を占めたという。

2014年、我国医療機器業界は産業構造、投資と企業の合併・買収、マーケティング、営業などの面で、著しく変化した。販売市場では、eビジネスは勢いが強かった。産業分野では、ブランド構築がしだいに行われた。投資の分野では、取引は異常に活発的だった。これらの状況を踏まえたうえで、中国医薬物質協会医療機器分会は我国医療機器業界の発展の見通しについて、以下のとおりに予測した。一つ目は業界発展が引き続き高い成長率を保つこと。二つ目は市場集中度が引き続き高まること。三つ目は国産医療設備がより高い市場シェアを占めること。四つ目は高価消耗品入札価格の下落が主流になること。五つ目はインターネットが医療機器販売の重要ルートになること。

図１：2001-2014年我国医療機器市場売上規模に関する統計（単位：億元）

図2：2014年我国医療機器販売ルートの統計

図3：2014年我国医療機器小売ルートの統計

（出所：中国医薬報2015-02-03）