二年近くの停滞を経て、原料薬業界が復活の活躍ぶりを呈している。関連統計が明確にしたように、2010年では、中国の化学原料輸出入は2008年からの不景気を転換させ、輸入額は33億ドルに達し、同期比10%増となった。輸出総額は137.8億ドルに達し、同期比22.66%増となった。2010年には、中国の原料薬輸出額は1億ドルを突破した企業は既に26社に達し、同期比30%増となった。

　2010年、中国の医薬品類輸出入商品の総額は282億ドルに達し、同比で22%の成長であった。その内、医薬品輸出総額は174.8億ドルで、化学原料薬の輸出総額は137.8億ドルで、同比22.66%増となった。化学原料薬の輸出総額は医薬品輸出総額全体の79%をしめていた。

　業界の専門家は「原料薬の輸出が2008年、2009年の停滞をへて、2010年から急速に上昇され、原料薬の輸出面においては最近一、二年に原料薬価格の上昇は一つの大きな趨勢であった」と語った。

　去年では、中国の原料薬が先進国、途上国への輸出は普遍的に上昇した。そのうち、アメリカ、インド、トイツ、日本、オランダはトップ5位で、先進国は依然として主要な地位をしめている。第二番目の市場はインドであり、インドへの輸出は22.76億ドルに達した。中国原料薬はインド製薬の重要な来源になった。それに、他のBRIC諸国、中近東及び南米等の新興国市場への輸出も急速的に成長した。ブラジル、韓国、タイ、インドネシア、ロシア、メキシコ等約10ヶ国の新興市場が中国の原料薬輸出総額のランキングで前上位20位以内に入られた。新興貿易区域はもっとも発展の潜在力を持つ区域市場になった。

(出所: 医薬経済報 2011-04-25)