先日、北京で開かれた全国社会発展科学技術業務会議では、「第十二期五ヵ年計画」期間中に、民生科学技術産業の総生産高は少なくとも1万億元を上回ることになることを明らかにした。その内、民生科学技術産業発展の重点とされるバイオ医薬品と生態環境という二つの技術分野では、総生産高は5,000億元を上回る見込みである。

　関係筋によると、科学技術部の「第十二期五ヵ年計画バイオテクノロジ発展計画（征求意見稿）」では予定目標を立てたことを明らかにした。即ち、バイオテクノロジ産業は戦略的な新興柱産業になり、2015年の末までに、バイオ農業とバイオ医薬品の生産高がいずれも2,000億元以上に達し、工業バイオテクノロジの生産高が4,000億元以上に達し、生物育成と医薬分野の上場企業が10社以上に達し、バイオ産業の生産高の年平均成長率が15％以上を保つということである。

　そのほか、「第十二期五ヵ年計画医療器械産業科学技術発展専門プロジェクト計画（征求意見稿）」によると、中国は10～15社の大手医療器械企業グループ、40～50社の革新型ハイテク企業を支援し、8～10箇所の医療器械科学技術産業拠点を構築することで、医療器械産業が15％～20％の成長率で速やかに発展することを推進するとのことである。

（出所：中国医薬報　2011年07月25日）