国家漢方医薬管理局は最近、「漢方医薬標準化作業中長期実施企画要綱（2011年-2020年）」（以下は「企画要綱」と略称する。）を発表した。「企画要綱」で設定されている第12期五カ年計画実施期間中の具体目標が達成されれば、漢方医薬業界の標準化水準は大幅に向上し、業界規範の確立も「急行車線」に入ると言われている。

　 「企画要綱」では、2020年までに、事業成長によって需要を満たし、合理的な仕組みを有する漢方医薬標準システムを確立し、漢方医薬標準化のためのサポート・システムを更に完備し、漢方医薬標準化作業による需要をほぼ充足できると提唱されている。また、漢方医薬標準応用普及及び監督評価システムの基礎を確立すること、漢方医薬標準化人材チームの組織化をより促進すること、漢方医薬標準化管理体制と運営メガニズムを一層完備すること等を通して我国の漢方医薬標準化のための国際活動に参加する能力を著しく高めることも打ち出されている。

「企画要綱」で設定されている第12期五カ年計画実施期間中の目標は300項の漢方医薬標準の制定と修正という内容を含み、医療、教育、研究、薬品等の分野をカバーしている。また、漢方医薬標準レベルをより高め、90%以上の漢方医薬標準は5年以内に制定されたものにし、国家標準、業界標準、業界団体による標準間の協調性を一層高めること、地方で漢方医薬標準の研究と普及を行う拠点を何カ所か建設し、漢方医薬標準の研究と制定、応用と普及、評価とフィードバック体制を基本的に形成させること、本格的に漢方医薬標準化のための国際活動に参加する能力をより高めることも目標の内容だという。

（出所：中国医薬報　2013-01-18）