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2012年版「国家基本医薬品目録」発表
时间: 2013-03-20 |クリック回数:

2013年3月15日、衛生部は2012年版「国家基本医薬品目録」(以下「目録」と略称する)を発表した。「目録」は5月1日から施行される。「目録」は化学医薬品とバイオ製品、調剤済み漢方薬、漢方内服液・錠剤という三つの部分に分かれる。そのうち、化学医薬品とバイオ製品は317種類、調剤済み漢方薬は203種類、合計520種類ある。「目録」における化学医薬品とバイオ製品の数は、世界保健機構(WHO)が推薦している基本医薬品の数に近い。「目録」は漢方薬と西洋薬の両方を同様に重視し、注目しているのは、よくある病気、そして慢性病、中でも重大疾病の治療と年配者、女性、児童の医薬品使用との関連性で、各級の医療衛生機構で用いられる。

  2012年版「目録」には以下の特徴がある。一つ目は品目が307種類から520種類に増加したこと。これにより、末端の医療衛生機構にもよりよいサービスを提供でき、各級・各種医療衛生機構が多種類の基本医薬品を配備し、優先的に使用するよう促した。二つ目は仕組みを最適化させ、抗癌用・血液病用医薬品を補充し、よくある病気、多発性疾病、特に重大疾病の治療と女性、児童用医薬品との結びつきを注視すること。2012年版「目録」では児童専用医薬品、剤形と規格が増補され、国家免疫企画に属するすべての児童用ワクチンが含まれている。また、「目録」に収録されている医薬品のうち、200種類近くが児童にも使用できるため、児童用医薬品不足がある程度緩和された。三つ目は剤形と規格を規範化させ、初歩的な標準化を実現できたこと。2012年版「目録」で収録されている520種類の医薬品は850以上の剤形と1400以上の規格にかかわっている。2009年版「目録」で収録されている307種類の医薬品は780以上の剤形と2600以上の規格にかかわっていた。比較してみると、品目数が増加したものの、規格数が明らかに減ったことがわかった。それは基本医薬品の入札募集と調達、供給保証、全過程にわたる監督管理にとって有利である。四つ目は医療保険(新型農村協力医療制度関係)負担限度額への適合を重視し、基本医薬品使用料の医療保険負担割合を高く保つこと。重大疾病関係用薬との結びつきを重視し、児童白血病、末期腎臓病、血友病などの重大疾病の治療薬を収録し、重大疾病関係の臨床ニーズに基本的に応えられた。

  また、衛生部、国家食品医薬品監督管理局、国家漢方薬管理局は共同で通知を発表し、各地が2012年「目録」をきちんと実施するよう求めた。通知は、各級の医薬品監督管理機関が、基本医薬品品質と安全性に対する監督と管理を確実に強化し、情報化体系の確立を速め、基本医薬品に対し全品目をカバーする監督、抜取検査と電子監督を実施し、副作用モニタリング業務に力を入れ、基本医薬品の生産から使用までの全過程に対する監督能力を高めるよう求めた。メーカーが積極的に医薬品の基準を高め、整備し、医薬品GMPに従って生産を行うよう促すこと、配送業者が医薬品GSPに従って配送を行い、品質管理のレベルを高め、基本医薬品の品質を確保するよう促すこと、小売の薬局が基本医薬品を配備、販売し、その薬剤師が患者の医薬品購買の情報提供と指導をし、処方箋の合理性を確認したうえで、正確に調剤と薬品販売を行うよう促すことも通知に明記された。

(出所:中国医薬報2013-03-15)

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