2014年12月31日、財政部は「一部製品輸出時税金還付率の調整に関する通知」を発表した。これによると、関係医薬品類製品の税関発行コードは67個もあり、これは近年における医薬製品輸出時税金還付率の最大規模な調整に当たる。

また、67個コードの中に、輸出時税金還付率の調整幅は大きい場合が多く、原薬類製品の税金還付率の多くは9%から13%に上昇し、製剤、バイオ薬品、漢方薬、医療機器類製品の税金返還率はすべて15%から17%に上昇するという。

輸出時税金還付率の上昇は、内部と外部の環境が中国医薬品、保健品の価格上メリットに与えたマイナスな影響を適度に減らし、ある程度中国製製品の価格性能比を高めることができる。

中国医薬保健品輸出入商会の関係者は、「西洋薬製剤は産業の下流製品で、付加価値も利潤率も比較的に高い。産業のレベルアップを促進し、医薬関係対外貿易の成長モデルを転換させるために、西洋薬製剤類製品の輸出を手厚くサポートしなければならない。現在、我国の西洋薬製剤の輸出は規模が依然として小さい。今回の税金還付率調整はこれらの製品へのメリットが限られているが、国が製品構造の調整、産業のレベルアップを促進するという積極的なメッセージを出した。」と述べた。

（出所：中国医薬報2015-01-21）