11月10日、国家食品薬品監督管理局が主催し、中国薬学会、人民網•人民健康が引き受ける2022年「全国安全用薬月」の発足式と第7回中国医薬品安全フォーラムが北京で開催された。国家医薬品監督管理局党組織メンバーであり、副局長である黄果氏が発足式に出席し、あいさつの言葉を述べた。市場監督管理総局、中国科学技術協会などの関係者、医薬品監督管理部門、報道機関及び科学普及ボランティアなど、各界の代表者が発足式に出席した。

　　第二十回党大会の報告書は、健康中国の建設を促進し、人々の健康保障を優先発展の戦略的な位置にづけることを強調している。医薬品監督管理部門は、医薬品の安全使用を強化し、国民の生命と健康を守るという重要な責任と使命を担っており、近年、審査承認制度の改革など一連の政策を集中的に導入し、医薬品産業のイノベーション活力のさらなる放出を促進して、臨床的に緊急とされる医薬品や革新的な医薬品の上市が加速され、国民の健康ニーズがよりよく満たされている。

　　黄果氏はあいさつで、各級医薬品監督管理部門は、習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想を指針とし、医薬品の安全性に関する「四個最厳」要求を真剣に実行し、人々の健康が「国之大者」であることを念頭に置き、引き続き医薬品のライフサイクル全体の各方面の動的監督を強化し、医薬品が安全、有効、入手しやすいことを有効に確保することを述べた。また、2022年は、中国が社会主義現代化国家の全面建設に入り、二つ目の百周年の奮闘目標に向かって邁進する重要な年であり、第二十回党大会の精神を真剣に学び、実行し、自らの任務と使命を肝に銘じて、医薬品の品質管理をさらに強化し、人民の健康福祉を改善し、医薬品産業の高品質な発展を推進しなければならないことも述べた。

　　黄果氏は、第一に、習近平総書記による医薬品安全管理活動の強化に関する重要な指示の精神を断固として実行し、医薬品の安全使用を確保し、発展と安全の均衡を保ち、医薬品の安全性リスクを厳密に予防及び管理し、医薬品監督管理システムの質を向上させ、重要品種の監督を強化し、企業の主体責任を明確にし、医薬品安全性に関する特別整頓の深化発展を推進すること。第二に、流行の予防と管理活動の全体を協力し、保障し、新型コロナウイルス治療薬の開発と販売承認を加速し、新型コロナウイルスワクチンの革新に対するサービスと品質監督を強化し、ワクチン医薬品の安全性と有効性を確保すること。第三に、引き続き審査承認制度の改革を深化させ、改革の配当をさらに放出し、イノベーションを刺激し、漢方薬の伝承と革新的発展を促進し、国民の医薬品に対する新しいニーズに絶えず対応し、中国の製薬大国から製薬強国への飛躍を促進すること。第四に、医薬品監督管理の能力構築を総合的に強化し、法規•規格制度を継続的に改善し、技術支援制度を強化し、知的規制を強化し、国際協力を深化させ、医薬品監督管理活動の科学化、法治化、国際化、現代化水準を高めることを強調した。

　　今年の「全国安全用薬月」のテーマは、「安全用薬同心同行」である。発足式では、国家医薬品監督管理局監督管理司、政法司、医薬品登録司、科技国合司の担当者が「引き続き監督管理の強化医薬品の品質と安全性の確保人々の健康を全力で守る」「引き続き監督管理システム構築の強化ワクチンの監督管理能力と水準を継続的な改善」「医薬品審査承認制度改革の深化医薬品産業の高品質な発展の推進」「漢方薬の伝承、革新と発展の支援及び促進」「監督管理の科学化を深く推進し、監督管理の能力構築を強化する」をテーマとして演説を行い、安全用薬のための防衛線を固め、産業の質の高い発展を促進するための国家医薬品監督管理局の実際措置とその成果を紹介した。また、発足式では、2022年公衆用薬の10個ヒントが発表され、専門家が公衆の関心事を中心として、医薬品の安全使用の科学的アプローチを解説し、医薬品の安全使用に関する知識を普及し、ヘルスリテラシーを向上させ、公衆健康を促進する。

　　医薬品の安全保障は、地域社会全体の参加が必要である。中国の医薬品安全分野における重要なキャンペーンとして、「全国安全用薬月」は、2007年から15回連続で開催され、引き続き医薬品安全知識の普及と社会的ガバナンスの推進に努めている。2022年11月中旬から12月中旬までの「全国安全用薬月」の間、各級医薬品監督管理部門は、様々宣伝活動を行い、医薬品安全オンライン知識コンテスト、周囲で最も美しい薬剤師探し、医薬品安全知識など一連の科学普及活動を組織し、医薬品監督管理活動対する国民の理解や医薬品安全に関する知識を高める予定である。

　　(出所：国家医薬品監督管理局サイト2022-11-10)