国家医薬品監督管理局がレタグリプチンリン酸塩錠の上市を承認
最近、国家医薬品監督管理局は、江蘇恒瑞医薬股份有限公司が申請したクラス1の革新的医薬品のレタグリプチンリン酸塩錠(Retagliptin Phosphate Tablets、商品名:瑞澤唐)の上市を承認した。この薬は成人2型糖尿病患者の血糖コントロールの改善に適している。
レタグリプチンリン酸塩は、ジぺプチジルペプチダーゼ-4(DPP-4)阻害薬であり、DPP-4によるインクレチンホルモンの加水分解を阻害することにより、活性型のグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)及びグルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド(GIP)の血漿濃度を増加させる。グルコース依存的に、インスリン分泌を増加させ、グルカゴンレベルを低下させ、それにより血糖値が下がる。この薬の上市により、成人2型糖尿病患者に新たな治療選択肢を提供している。
(出所:国家医薬品監督管理局サイト2022-06-28)