中国税関の統計によると、2013年、中国医薬関係輸出入総額は前年同期比10.27%増の869.93億ドルに達したという。漢方薬や西洋医薬品、医療機器という三種類製品の輸出入額の増加幅はそれぞれ25.06%、6.8%、14.13%だった。

2013年、我国医薬製品の輸出額は前年同期比6.84%増の511.8億ドルに達したものの、輸出の平均増加幅は2012年より0.75ポイント下がった。輸出額は輸出入総額に占める割合は57.06%で、2012年より4.29ポイント下がった。

2013年、医薬製品の輸出量は1.1%増加し、穏やかな状態だった。コスト上昇の影響を受け、輸出平均価格は5.68%増加し、全体的に穏やかな増加ぶりだった。

以上の三種類製品のうち、漢方薬類製品は輸出量も輸出価格も上がり、価格の増加幅が特に大きく、それはいずれもその原材料となる漢方薬の薬材および加工済み薬材の価格が大幅に上がったことによる。西洋医薬品類・医療機器類製品の輸出については、輸出量と輸出価格の乖離という状況になった。そのうち、西洋医薬品類製品の輸出量は7.12%増加したものの、輸出平均価格は競争によるプレシャーで、前年同期比で3.65%下がり、輸出額の増加幅はわずか3.21%だった。医療機器類製品の輸出は比較的に穏やかな成長ぶりを呈し、輸出量は0.49%しか下がらなかったものの、輸出平均価格は10.47%高くなり、最終的な輸出幅は10%にもなった。

2013年、中国医薬製品輸入総額は前年同期比15.17%増の3兆8,513億ドルに達し、その増加幅は輸出増加幅より8.33ポイントも大きかった。輸入が中国医薬対外貿易に占める割合は一層増加し、中国医薬対外貿易の拡大を促進する役割がより明らかになった。

2013年、中国漢方薬、西洋医薬品と医療機器の三大類商品の輸入は引き続き高い成長を維持した。漢方薬類、医療機器類商品の輸入額の増加幅はいずれも20%を超えなかった。西洋医薬品類商品の輸出増加幅は12%近くになっていた。三大類商品輸入量と我国輸出医薬品の輸出量はほぼ同様で、西洋医薬品類は依然として大きな割合を独占し、全体に占める割合が60%に近くなっていた。

（出所：医薬経済新聞2014-02-17）