2013年1月から9月まで、中国の医療機器輸出入総額は前年同期比13.83%増の249.01億ドルに達した。そのうち、輸入総額は前年同期比20.28%増の108.84億ドル、輸出総額は前年同期比9.27%増の140.17億ドル、貿易黒字は前年同期比17.11%減の31.33億ドルだった。

　　 輸入市場
　 　1-9月、中国は合計93の国と地域から医療機器を輸入した。地域別で見れば、ヨーロッパは中国にとって医療機器輸入の最大市場で、その輸入額は前年同期比26.52%増の42.9億ドルに達し、輸入総額で占める割合は39.42%だった。北米は第二の市場で、その輸入額は前年同期比20.85%増の35.48億ドルに達し、輸入総額で占める割合は32.59%だった。アジアは第三位で、その輸入額は前年同期比12.05%増の27.81億ドルに達し、輸入総額で占める割合は25.55%だった。以上の三地域の輸入額は輸入総額の97.56%を占めた。
　　 　国別で見れば、上位10位までの市場は、アメリカ、ドイツ、日本、スイス、アイルランド、韓国、イギリス、フランス、オランダ、シンガポールだった。その輸入額は合計91.13億ドルで、輸入総額の83.73%を占めた。
　　 　製品の種類別に見れば、1-9月、中国が輸入した診療設備、医用消耗材、リハビリ用品、歯科用資材、医用包帯類の輸入額はそれぞれ77.9億ドル、17.15億ドル、8.53億ドル、3.3億ドルと1.97億ドルに達し、前年同期比でそれぞれ10.84%、29.88%、197%、36.99%、13.92%増加し、輸入総額で占める割合は71.57%、15.75%、7.84%、3.03%、1.81%だった。そのうち、リハビリ用品の増加幅は大きく、197%まで達し、整骨科用インプラント製品、整形・整骨用器具、コンタクトの輸入は比較的速く拡大した。
　　 企業別で見れば、1-9月、10498社の中国企業が医療機器の輸入に携わった。そのうち、三資企業（中国において外国企業が設立した合弁企業、合作企業、独資企業）、民間企業と国有企業の数はそれぞれ4193社、5260社、1012社で、その輸入額はそれぞれ前年同期比23.54%増の44.08億ドル、23.72%増の38.59億ドル、10.7%増の25.85億ドルで、総額で占める割合は40.50%、35.45%和23.75%だった。

　 　輸出市場
　 　1-9月、中国は219の国と地域に医療機器を輸出した。地域別で見れば、アジアは中国にとって医療機器輸出の最大市場で、その輸出額は前年同期比12.96%増の45.78億ドルに達し、輸出総額で占める割合は32.66%だった。ヨーロッパは第二の市場で、その輸出額は前年同期比5.53%増の37.75億ドルに達し、輸出総額で占める割合は26.93%だった。北米は第三位で、その輸出額は前年同期比10.06%増の36.65億ドルに達し、輸出総額で占める割合は26.14%だった。
　 　製品の種類別に見れば、1-9月、中国が輸出した診療設備、リハビリ用品、医用消耗材、医用包帯類、歯科用資材の輸出額は61.94億ドル、29.72億ドル、26.17億ドル、17.66億ドル和4.68億ドルで、前年同期比で10.21%、9.89%、8.55%、2.88%、24.45 %増加し、輸出総額で占める割合は44.19%、21.21%、18.67%、12.6%、3.34%だった。
　 　企業別に見れば、1-9月、17457社の中国企業が医療機器を輸出した。そのうち、三資企業、民間企業、国有企業の数はそれぞれ3178社、13072社、1144社で、その輸出額はそれぞれ70.1億ドル、58.52億ドル、11.27億ドルで、前年同期比でそれぞれ7.46%、16.8%、-10.06%増加し、輸出総額で占める割合は50.01%、41.75%、8.04%だった。
　　　全体的に言えば、2013年の中国の医療機器輸出入貿易は好調な状態を維持した。中国経済が速く成長するにつれて、その国内市場での一般的な需要と資源が絶えず統合され、独創的な医療機器も相次いで開発され、医療機器の輸出入も比較的に高い増加幅を保つ見込みだ。

(摘自：2013-12-12 医药经济报)