2013年11月11日、第十四回呉階平‐ポー・ヤンソン医学薬学賞（以下「呉ヤン賞」と略称する）の授賞式が北京で開催された。中国食品医薬品検定研究院漢方薬民族薬検定所の馬双成所長が、我国医薬衛生分野で最も権威性の高い非政府系の同賞を受賞した。

呉ヤン賞は1994年に国家衛生計画生育委員会国際交流と合作センター、西安ヤンソン製薬有限公司が共同で設立したものである。その主旨は、医薬衛生分野で研鑽し、独自に著しい貢献をし、社会および業界に広く認められた中年・青年（55歳およびそれ以下）の医師、研究者などを表彰することである。

2010年以降、呉ヤン賞は毎年臨床医学分野、薬学分野、公共衛生分野という三つの部門を設けて、賞を授与するようになった。そのうち、臨床医学分野関係の受賞者は6名以内、薬学分野関係の受賞者は2名以内、公共衛生分野関係の受賞者は2名以内だった。受賞者数の内訳は年によって違う。また、特別貢献賞が設けられ、その受賞者は1名だ（分野、年齢を問わない）。

国家食品医薬品検定研究院漢方薬民族薬検定所の馬双成所長が呉ヤン賞に受賞したことは、同研究院が漢方薬の検査・検測と研究分野で著しい業績をおさめ、社会に認められたことを表わしている。また、同研究院が医薬品検査組織のリーダーとしての責任をよく果たし、漢方薬安全使用の使命感と責任感を増やす推進力にもなった。

（出所：中国食品医薬品検定研究院サイト2013-11-12）